成蹊大学ボランティア支援センター主催「東北復興スタディツアー2017 in いしのまき」
昨年に引き続き、2月8日から9日まで、
成蹊大学の学生さんのスタディーツアーコーディネート&アテンドをさせていただきました。
初日の2月8日は、石巻到着後、門脇・南浜町・日和山まで歩きで視察していただき、
震災の爪痕、現在の状況をみながら、日和山までの実際避難したらどうか、ということを体感いただきました。
その後、旧大川小学校では、喫茶HaMaマスターで、大川地区復興協議会事務局の浜畑さんにお話いただきました。
浜畑さんからは国家賠償法からの視点、「責任」のあり方について、考えさせられる興味深いお話でした。
初日の振り返りの様子
2日目の2月9日には、昨年石巻焼きそばで交流会をさせていただいた
万石ささえあい拠点センターで、
はじめに、センター職員の八木さんから、
震災時の町内会活動の一事例をご報告いただき、
支援のあり方を別の視点から考えさせていただきました。
そののち、郷土料理であるおくずかけを住民の皆さんとつくって、食べる、
交流会をさせていただきました。
白石温麺などもおくずかけに入れたり、ちょっとアレンジしつつ、
住民のみなさんにご指導、ご説明いただきながら、
ほんとにおいしくつくっていただきました。
その後、中瀬周辺を歩いて回り、グループで散策したのち、新蛇田地区に向かいました。
そして、石巻市営新蛇田第一集会所で、一般社団法人石巻じちれんさんに、
3.11大震災からこれまでの状況や活動をお話しいただき、
復興住宅におけるコミュニティ形成の取り組みについて、
今後のみなさんにもヒントになるお話をいただきました。
そして、盛沢山でしたが、その後、理事長遠藤が、なぜ、NPO活動を始めたのか、
これからの日本や世界について、そして、若者へのメッセージを
話させていただきました。
その後の振り返りの様子
昨年に引き続き、コーディネート&アテンドさせていただきましたが、
わずか1年の間に、学生さんたちのものすごい成長ぶりを感じさせられました。
成蹊大学さんの熱心な取り組みに大変感謝するとともに、
みなさんの今後の益々のご活躍を期待せずにいられません。
震災を体験した地元の子どもたちも、
目を見張る成長をしていることを、
よく見聞きします。
スタディーツアーに参加された学生さんたちも、
被災したこの地で、たくさんのことを身に着けたり、
考え成長されているのだち思います。
我々は、そして、被災して亡くなられた方々も含め、
命を無駄にしないために、
将来世代や、他の地域の方々に、
様々なことをお伝えし、
それを活かしてもらえれば、幸いです。
3.11東日本大震災は、
我々「被災地」だけの問題ではなく、
日本の課題として、
そして、将来に活かしていただくため、
日本全体で、今後も取り組んでいただければと切に願います。